日本ハムの新庄剛志監督（53）が7日、8日から始まる紅白戦を控え、積極的に選手の入れ替えを行っていくと語った。
6日から一時的に、1軍キャンプの練習に参加している高卒2年目の明瀬について指揮官は「やっぱり振れるなって。フリーバッティング見てみたいっていうところで呼んで、ああいうヒット1本でも僕が見たいっていう気持ちになったら呼ばれるっていう意識も持たせたいし」と1軍練習に呼んだ意図を説明。練習を実際に見てみて「いいっすよ。振れます。ただ肩はどうかなって、肩がね。ちょっとバランスが悪いかなって。投げることに対して…と思いましたね。でも経験させていけばみんなレベルっていうのは上がってくるもんなんで。（セカンドが基本か）どうでしょうね。俺ならサードやらせたいですけどね。セカンドの動きのタイプではないかなとは思いますけど。バッティング生かせたらね」と今後の成長に期待を込めた。
また、8日以降の選手の入れ替えについて「していきますよ。もちろん。そうしていかないと部屋が空いてないからね」と笑顔。8日から始まる紅白戦は国頭から呼ぶは問われた新庄監督は「うん。ですね。紅白戦ですから。でも若い子たちはアピールしないといけないし。特に良いアピールをしている今川くんとか、五十幡くんにしても矢沢くんにしても松本くんにしてもね。もうスタート。競争は始まってるから。ここでずっといい感じが続いてなかったら誰が2軍に落ちるか分からない。全然注目されてない選手が1軍で開幕スタートするかもしれないし、アピール度によっては」とレギュラー、1軍メンバーについてサバイバルはすでに始まっていると真剣な表情で語った。
さらに入れ替えについては8、9日の紅白戦後とは限らず「その日、その日で感覚で、もう落とそう、上げようとなるから。いまこういう場面で答えは出せないです。早いからとニヤリと笑った。
翌日に控えた紅白戦は福島と柳川の同学年右腕が先陣を切る。「いやー、いいじゃないですか。争わせて。なんか2人、双子っぽくないですか（笑い）。顔とかじゃなくて。プレースタイルとか上がり方とか。確実にスターになる素質がある2人だし。ただ、なんかボーっとしている感覚がありますね。何言っても、柳川くんなんか。目覚ましを必ず置いておかないといけない（笑い）。起きてる？って。ああいう子がね、グラウンドに立つと面白いのよ、これがまた。元気な子がグラウンドに立つとおとなしくなったりするから。抑え向きかなとは思いますけどね」と実戦での“変身”に胸を躍らせた。