ロッテの沖縄・石垣島での春季キャンプは7日、第2クールに入り、実戦形式の打撃練習「ライブBP」が行われ、ドラフト1位の西川史礁外野手(21=青学大)が2安打を放った。
吉井監督が見守る中での“プロ初打席”を振り返った21歳は「初の実戦ということで、とにかく今日は振っていくということをテーマにやったんですけど、結果的に2本ヒットが出て、いい感じだと思います」と充実感を漂わせた。
「とにかくストライクゾーンをどんどん振っていく、自分の中でアクションしていくということをテーマに」に挑んだという西川は、プロの投手の球について「本当に変化球にしろ、真っすぐにしろ、本当に質が高くて。アマチュアとは全然違うなと思いました」と素直な思いを口にした。
西川との主なやりとりは以下の通り。
――初球思い切って振ってファウル。
「振っていくという面でプラス(面は)出せたと思うんですけど、その中でやっぱ仕留め損ねたということは、まだまだ詰めれるとこがたくさんあると思うので、しっかりそこは反省してやっていきたいなと思います」
――ヒットは両方右方向。意識して右を狙った。
「真っすぐに振り遅れないタイミングで打ちに行って、結果ライト前だったんで、そこはいい方向に飛んでくれたなと思います」
――1本目は差された感じ?
「いや、そうですね。ポイントは近かったんですけど、体で回ることができて。しっかりとあれも芯に近いところで打つことができたんで、打球もしっかり走ってくれて、しっかり抜けてくれたなと思います」
――2本目はキレイな当たりだった。
「そうですね。外に、外の真っすぐをしっかりと自分のポイントで打つことができたなと思います」
――球種はキャッチャーから聞いてない?
「聞いてないですね」
――その中で変化球も見て。
「低めのワンバンするボールとか、しっかりと見送ることができましたし、ゾーンをしっかりと振っていくことができたと思うので、その面に関しては十分今日はできたなと思います」
――次回以降のテーマは。
「ちょっと今日1球、肩口から入ってきたカーブを見逃すことがあったんで。あの球は本当に振りにいけば、しっかりと当たってくれればホームランにできるボールだったので、そこをちょっと体がのけぞって、ちょっと体がふっと浮いてしまって見送った部分はあったので、そこをもうちょっとしっかりと次は。その浮いた変化球っていうのをしっかりと打てるように準備していこうと思ってます」