漫画家の桂正和氏(62)が7日、自身のX(旧ツイッター)を更新。人気作「ウイングマン」のコスチュームが盗難被害に遭い、転売されてしまったことを明かした。
「ウイングマン」は、「電影少女」や「I"s」で知られる桂氏の連載デビュー作で、1983年~85年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されていた。80年代の特撮ヒーローの影響を大きく受けた作風が男女問わず人気を集め、これまでアニメ化やゲーム化されてきた。昨年10月には、生誕40周年を記念し人気キャストと強力なスタッフ陣を迎え実写ドラマが放送された。
桂氏は「悲しい事がありました。十数年前から、あるはずの場所に無く、どこにしまい込んだか、分からなくなっていた、ウイングマンのスーツが、今年?のスーフェスで、売られていたとの事。そして売却済みとの事」と投稿。
自身の元で保管しているコスチュームの一部を公開し「この写真に写っているアイテム達は、一つのロッカーに、ひとまとめで置いていたそのものです。アトラクション用のスピルバン(ダイアナ?)のブーツや手袋もあるので、間違いがないです。いくら探しても無いはずですね。荒らされた形跡も無く、しまっていた所から、このスーツ達だけ無くなっていたのですから、全く気づきませんでした」と、スーツが消えていることを伝えた。
「しかしもう、誰が?とか、それには触れません」としつつ「ただ一つのお願いは、買われた方、どうか返して頂きたい。それは盗品です。とても大切な思い出なのです。売りになど出す訳がありません。どうか、どうか、お願いします。返していただける場合は、集英社に連絡ください。よろしくお願いします」と、切実に訴えた。