阪神の平田勝男2軍監督が沖縄・具志川キャンプの第2クール2日目を終え、報道陣に対応した。春季キャンプ2度目のブルペン入りを果たしたドラフト2位・今朝丸（報徳学園）に言及。視察に訪れた岡田オーナー付き顧問も絶賛していたことを明かした。以下は一問一答
――今朝丸が2回目のブルペン
「いやいや、1回目投げた時より今日の方がまた一段と落ち着いて投げれていた。この前も投げてるけど、精度が上がってきてるよね。フォークも今度はカウントを取りに行くフォークで。いろんな変化球に自信を持っていると思うわ。すごく順調に行ってる。岡田顧問も褒めていたよ。“いいなぁ”って言ってたから。球の力といいコントロールといい、多彩な変化球といい、“思ったよりええわ”って言われてた。湯浅も岡田さんに“順調に来てるやん”って言ってもらったんでね」。
――本当にいい球投げる。
「選抜に出るチームはもう仕上げてるからね。ある程度高校生で、自分のコンディションの持っていき方とかも。大体もうそういうのはあると思いますよ。3月の選抜はもう1カ月後には本チャンが始まるぐらいやからね。それにしたらやっぱりわかってるっていうか、今日の投内連係や牽制とか、そういうの見てもうまいもん。普通ね。ちょっと手足の長かったり、ちょって大きい選手、意外と不器用な選手が多かったりもあるんだけど、全然そんな、もう器用やん。バッティングいいのかな。何番打ってたの？（記者:後ろの方）後ろか。報徳だといいバッター多いもんな」
――赤星臨時コーチが指導を
「今も走塁ね、ずっとやってくれてるけど、去年は成功率も悪かったり、盗塁の数もちょっと良くないっていうことも含めてね。若い選手も新人の子も入ってきてるんで。もう1回走塁の意識というのを高めるための。いいこと言いよるよね、いろいろね。それをお願いしてたんだけど」
――足が武器の福島も
「そりゃそうだよ。貪欲だよ、福島とかね。当然、新人の佐野とか川崎とか、野手も、キャッチャーも含めてだけど。やっぱり貪欲に赤星さんからアドバイスしてもらおうというのは見えるよね」
――ノックでは活気がある声も
「活気なんて当たり前の話よ。昨日も言ったけど、自然と声が出なきゃいけないし。今は若い選手っていうか、チャレンジしなきゃいけないのに。最初から三遊間の打球なんて、一番ショートの華やん。最初からワンバン投げようなんてね、そんなんじゃ伸びない。2クール目で、最初からワンバンって。高校野球みたいなプレーをしてたんじゃダメだっていうことよ。トライしていかないと。なんの魅力もない選手で終わっちゃうやん。だから、無難にやるんじゃなくて、そうでないと肩も強くならん。“やっぱりプロってすごいな”って。ファンの人やちっちゃい子供たちが“ああいう選手になりたいな”って思われるような選手を目指していかないと」
――ここまでキャンプで目立った選手、明日からの紅白戦で活躍期待できる選手は
「みんなだよ。みんなしっかりと今年にかける意気込みだとか。いろんなレベルの選手いるんでね。そういう中でも、なんていうかな、誰っていうことは、今もみんな一生懸命ねえ、キャンプ取り組んでくれてるんで、そういう中で出る機会があればね、当然、なんていうかな、アピールしてほしいというね」
――（右ひじの違和感の）西純は心配
「ちょっと違和感というところでね、いろいろフォームを修正したりしてたんでね。ちょっとそういう違和感っていう感じで、詳しいことはまだはっきりわからないんで。なんとか軽い症状であってくれるのを、彼も今年かける意気込みで入ってきてたんで」