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9月のカネロvsクロフォードが“復活” サウジ長官がカネロとの4試合契約を発表…報道も二転三転

スポニチアネックス 2025年2月7日 18時23分

 サウジアラビア国営のボクシングイベント「リヤド・シーズン」を主催する同国総合娯楽庁のトゥルキ・アラルシク長官は7日、自身のSNSで、プロボクシングのスーパーミドル級3団体統一王者サウル・“カネロ”・アルバレス(34=メキシコ)と4試合のプロモート契約を結んだと発表した。動画ではアラルシク長官自ら、カネロが5月にサウジアラビアのリヤドで「リヤド・シーズン」初戦に臨み、さらに9月と、26年には2試合行うと明かした。

 アラルシク長官が買収した米専門誌リング・マガジンは同日、5月のカネロの対戦相手は世界的ユーチューバー兼ボクサーのジェイク・ポール(28=米国)ではないと報道。また、米スポーツ専門局ESPNは、カネロは5月4日に元2階級制覇王者ジャーモール・チャーロ(34=米国)かWBOスーパーミドル級6位のブルーノ・スラーチェ(26=フランス)と戦い、9月13日には米ネバダ州ラスベガスのNFLレイダーズの本拠アレジアント・スタジアムでWBA世界スーパーウエルター級王者テレンス・クロフォード(37=米国)と対戦すると伝えた。カネロはアラルシク長官の公式Xでの発表に「レッツゴ・ブラザー」と反応。クロフォードも「9月のカネロ戦が待ち遠しい。リヤド・シーズンで世界に衝撃を与える」と投稿した。

 カネロ対クロフォードについてはリング誌が3日、対戦に合意とスクープ。しかし、6日に一転中止を報じ、ESPNも7日、カネロが5月3日にラスベガスのT-モバイル・アリーナでのジェイク・ポール戦に合意したと伝えていた。最終的にはアラルシク長官の発表で、ともに世界4階級制覇のクロフォードとのビッグマッチが“復活”するというジェットコースターのような展開になった。リング誌とESPNはカネロの26年の試合について、2月と10月にいずれもリヤドで予定されていると報じた。

 アラルシク長官はXに「ライオンに手を出すな…リヤド・シーズンでカネロは4試合を戦う…契約は成立した…ライオンはヒツジの意見で眠れなくなることはない…ジャングルではなくライオンを恐れろ」とのメッセージも投稿。ポールがカネロ戦成立を示唆する投稿や、カネロの元プロモーターである英興行大手マッチルーム社のエディー・ハーン・プロモーターがポール戦決定についてコメントしており、けん制したものと見られる。

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