元兵庫県明石市長の泉房穂氏(61)が7日、ニッポン放送「泉房穂の情熱ラジオ」(金曜後6・00)に生出演。家計の消費支出に占める食費の割合を示す「エンゲル係数」が43年ぶりの高水準となったことについてコメントした。
総務省がこの日発表した家計調査によると、2024年の「エンゲル係数」は28・3%に。食品価格の高騰が影響し、1981年以来43年ぶりの高水準となった。
泉氏は「生活きついですよね。にもかかわらず政治は何をしてるんだと」と政治への怒りを口にし、各国のエンゲル係数を紹介。フランスは24%、英国は22%、ドイツは19%、米国は16%、韓国は12%とし、「2割超えてない国はいっぱいある。日本だけがどんどん上がっている。3割に近付いているから異常ですね」と話した。
「食べ物すらまともに買えない状況に入ってきているからこれは相当大きな問題」と泉氏。2024年度の国民負担率は45・1%で「一生懸命働いても半分は税金や保険料で引かれてしまっている。どんどん負担が上がっても国民の生活は楽になっていない。食費まで払えない状況」と庶民の苦境を指摘した。
そして「今こそ政治の出番。食料品の消費税を時限措置、3年5年限定でもいいからゼロ税率を導入すると。それをやったらいいなと本当に思う」と食料品の消費税率ゼロを提案。「今こそ、政治家頑張れよと思いますけどね…」と訴える。
泉氏は、立憲民主党の江田憲司元代表代行らが立ち上げた食料品にかかる消費税をなくすことを目指す勉強会に講師として招かれたことを明かし、「来週の第2回、国会議員の方々に話す予定です」と意気込んでいた。