俳優の神尾楓珠（25）と桜田ひより（22）が7日、都内でダブル主演映画「大きな玉ねぎの下で」（草野翔吾）初日舞台あいさつに登壇。「爆風スランプ」のサプライズ生歌唱に「夢みたいです」と笑顔を見せた。
ロックバンド「爆風スランプ」の同名ヒット曲に着想を得たオリジナルのラブストーリー。昼はカフェ、夜はバーになる飲食店「Double」で、昼夜異なる時間で働く村越美優（桜田ひより）と堤丈流（神尾楓珠）が、連絡用のバイトノートだけでつながり、大きな玉ねぎの下（日本武道館）で初めて会う約束をする。ネットでつながることができる現代だからこそ見たい作品だ。
将来に希望が持てない大学生を演じる神尾は撮影から1年、ついに公開初日を迎え「不安です。本当に良い映画なんですけど、実際に幕が上がるとなると不安な気持ちがある」としつつ「何回見ても飽きない映画なので、多くの方に作品が届けば良いなと思います」と呼びかけた。
また、舞台あいさつに「爆風スランプ」がサプライズで登場し、同曲を生歌唱した。「こんなことがあるのかという夢みたいな気持ちで、お2人ともかっこよかったです」と桜田。神尾は余韻に浸りながら「本当に言葉にできないです。撮影の時もずっと聞いていたので、その時の思い出も浮かんできました」としみじみ語った。
「爆風スランプ」の2人も発売から40年、“まさかの”映画化に感慨深げ。ボーカルのサンプラザ中野くんは「曲を作ったときにこんなご褒美があると思っていなかった。リスペクトを感じる作品にしていただいてうれしく思います」と笑顔。ギターのパッパラー河合は「試写で3回見たんですけど、3回とも号泣してしまいました」と明かした。