お笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史(54)と矢部浩之(53)が6日深夜放送のニッポン放送「ナインティナインのオールナイトニッポン」(木曜深夜1・00)に生出演。岡村が今後の芸能界について、番組の打ち上げや忘年会、新年会などの食事会は「なくなっていく」と私見を語った。
最近あったイベントのあとで打ち上げが行われなかったという話の流れから「でももう、こんなこというとあれですけども…」と岡村。言いにくそうに言葉を選びながら「なんか普通ならば新年会とかね、なんかそういう時期ではあるんですけども…なんかもう…ホンマに食事会ってなくなっていくような空気…ないですか?」と口にした。
これに矢部も「いやぁ…そうじゃない?」と賛同。岡村は「この間も番組スタッフさんから“ご飯行きましょう”みたいになってんけど。いいんですよ?僕はいいんですけど。もしかしたら、中には来たくない人もいるかも…っていう。もうなんか余計なこっちの考え方?毎年やってた新年会、忘年会…あるんですけど。なんか…ちょっとやめときましょかぁーみたいな」と世代間のギャップなどで食事会に誘いにくい空気があることに触れた。
「一応やめときましょか、みたいなね」と矢部。岡村が「そう。なんか…。今なんかもう…やめときません?って。だから俺こういう番組の打ち上げとか、食事会とか…はもうないと思う」と神妙な声で話すと、矢部も「なくなっていくんかな」とどこか寂しそうだが受け入れるしかないという“諦め”をにじませた。
岡村は「中には来たくない人いるかも分からへんやんか」と最近の風潮に触れ、「なかったらないほうが多分いいんちゃうかな…と思って」とポツリ。これに矢部が「男女問わず、ね。若い男の子のスタッフとかも来たないかもしれんな、この子…とか」と話すと、岡村は「そやねん…」と困惑気味に口にした。
昭和や平成では会社でも上司や先輩が部下、後輩を食事に誘い、ざっくばらんな空気のなかで仕事のやり方を伝えたり、日頃の頑張りをねぎらったり、懇親するのがごく普通の風景だったが、令和ではもはや“ご法度”という空気。
何をしても言ってもハラスメントを主張される可能性もあるため、誘いにくい上司・先輩と、誘われたくない部下・後輩という図式になっているのは芸能界も同じようで、岡村は「この先どんどんそういう…食事会であったり親睦会みたいなものもなくなっていって。だからスタッフさんとの距離もどんどんできていくんちゃうかなと思って…」と話していた。