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異例の賞金半分?!ビートたけし杯 史上初の優勝2組「ハマノとヘンミ」「シティホテル3号室」若手日本一

スポニチアネックス 2025年2月7日 21時3分

 若手芸人を発掘する「第7回ビートたけし杯 お笑い日本一」が7日、東京・浅草の東洋館で行われ「ハマノとヘンミ」と「シティホテル3号室」の2組が優勝した。7回目にして初となる2組選出。異例の大会から、未来のお笑い界を背負うであろう新星が2組も誕生した。

 たけしが「ウケてたのこれだけ。2組だから賞金は半分だ!」と声を上げると会場のボルテージは最高潮に。取り調べネタで笑いを誘った「ハマノとヘンミ」、大トリでひと味違うミュージカル芸を披露した「シティホテル3号室」が喜びを爆発させた。

 「ハンマとヘンミ」のコントを見ながらクスっと笑顔を見せていたたけし。「あのテンションだと、もうちょっと最後の方盛り上がってもいいかな。2人の入れ替えと喧嘩がもうちょっといくと、絶対面白いなと思うけどな」と分析。「よくやってるなと思う」と称えた。

 褒めるだけではなく厳しさを伝えるのも先輩の役割。「次のネタでうまくいかないと、テレビっていうのは大抵こけるから。今日やったネタを、もうちょっと研いで、これ以上のネタをもう1個作るというのは、お前ら絶対やんなきゃダメだな」教えを説く。

 続けて、「シティホテル3号室」に対しても「このネタだけだとちょっときついな」と講評。新たなネタの形に挑戦する二人を認め、「結構やること器用だから、きっかけさえあればいろんなチャレンジができるんで。いろんなものに手出すということを諦めないで、何でもやってみたほうがいいと思う」とそっと背中を押した。

 芸人がもてはやされる時代は「終わるべくして終わった」、お笑い業界は「氷河期に入ってきた」と厳しい言葉を並べたたけし。本戦途中も「こんなに笑いがない劇場はない。お笑い大会なので、笑いがなければネタ変えていくぐらいのフットワークがないといけないとおもうけどな」と眉をひそめる姿も見受けられたが、「これから芸をやる人は厳しいけども、本当は一番芸事に力が入って、本当の芸人さんが出てくるようになる」と未来を支えていくであろう後輩たちに「本物の芸人さん」を目指して頑張ってほしいという、たけし流のエールを送った。

 本戦では、オッパショ石、元祖いちごちゃん、サイヤング、サルベース、ジグザグジギー、シティホテル3号室、TCクラクション、ハマノとヘンミ計8組がネタを披露。若手芸人の日本一を決める熱い戦いを繰り広げた。

 同載実行委員会名誉顧問のビートたけし、高田文夫、ナイツが審査員を務めた。

 

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