元衆院議員の宮崎謙介氏(44)がが7日、ニッポン放送「泉房穂の情熱ラジオ」(金曜後6・00)に生出演し、2016年に議員辞職した当時を振り返る場面があった。
15年、当時衆院議員だった金子恵美氏と再婚したが、翌16年2月の長男誕生直後に女性タレントとの不倫疑惑が発覚し議員辞職。番組パーソナリティーの泉氏から「時代が変わって最近では似たようなことがあっても辞めない方もおられるようですが、思うところはあります?」と聞かれると、宮崎氏は「時代が変わったなあっていう感じですかね。皆さん、耐性ができてきたというか」と明るく回答。
「今思うと辞めなくてもよかったかなと思ったりします?」との質問には「皆さん、それおっしゃるんです」とよく聞かれることだと明かし、「私は私なりの当時のけじめだったので、辞めなきゃよかったとは思ってないんです」と話した。
当時は議員辞職をするかかなり迷ったといい「辞めなくてもいいんじゃないかっていうのは先輩の議員方もおっしゃった。正直言って、無理言って辞めさせてもらった感じなんです。当時小選挙区で勝っていたので辞めたら補選もあるし、そんなことは党が許さないという感じだったが、国民の皆さんへのけじめとして辞めさせてくださいって頭を下げた」と回顧。決め手となったのは当時の安倍晋三首相の言葉だったそうで、進退を決める会議で電話越しに「議員の出処進退は個人に任せなさい、辞めさせてあげなさい、みたいなことをおっしゃって。辞めさせてもらったという感じだった」と振り返った。
「選挙区に思い入れがあったのでおわび行脚をしてやりたいと思った」と議員に再挑戦することも考えたが、すぐに選挙区に後任がやってきたためそれは叶わず。「中の方々が私に対して相当お怒りで、あいつは絶対戻さないぞってパッと決めたんだと思うんですが。できればやりたかったですね」と話していた。