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日本ハム 23年ドラ1左腕・細野 新フォームで150・4キロ!「優勝争いに必要なピースになる」

スポニチアネックス 2025年2月8日 6時1分

 日本ハム・細野晴希投手(22)が7日、沖縄・国頭の2軍キャンプで2度目のブルペン入り。20球を投げ150・4キロを計測するなど状態の良さを見せた。9日に今キャンプ初の打者と対戦形式のライブBPに登板予定。昨季から微調整した新フォームで、打者との対戦に臨む。昨季は左肩痛もあって1軍登板2試合だった23年のドラフト1位左腕は、優勝のピースとなるべく状態を上げていく。

 小雨が降る国頭キャンプのブルペン。最低気温11度の寒気を、細野の切れのあるボールが吹き飛ばす。9日予定のライブBPに向けた20球。栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサーも視察に訪れた中で球速は150・4キロを計測し、納得の表情を見せた。

 「前回(4日のブルペン)は寒かったのもあって(球速が)出てなかった。今回は同じような力感で狙った球速が出てたので、順調かなと」。前夜に書いた日誌に記した目標数値が150キロ。寒さは3日前と変わらない中で、同じ出力で球速は思い通りに出た。それが現在の状態を物語っている。9日は昨年10月のフェニックス・リーグ以来となる打者との対戦。「結果を気にせず、しっかりテーマを決めて、その通りにできたらいい」と意欲をのぞかせた。

 そのテーマの一つが打者の反応だ。「フォームの意識を変えたので、どういう反応をするのか」。変えたのは投球の際の胸周りの使い方。これまで軟らかく使っていた胸周りの剛性を高め、左肩への負担を軽減するようにした。このオフ、千葉県市川市の研究施設「ネクストベース」に足を運び、体の動きの数値などを測定。そのデータも踏まえて微調整してきた新フォームでライブBPに臨む。

 開幕1軍にはこだわりはない。ただ、明確な目標はある。「先発が中6日で回る時に(1軍へ)上がり、ずっと上で投げる。その準備をしたい」。期待されるのは、ローテーション投手となって優勝争いに必要なピースになること。「そうなります」。細野ははっきりとそう言った。9日のライブBPがその第一歩となる。(秋村 誠人)

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