脳梗塞のため、3日に91歳で亡くなった元阪神内野手で、監督も務めた吉田義男さんの通夜が7日、兵庫県西宮市内の斎場でしめやかに営まれた。阪神OBの真弓明信氏、木戸克彦氏、桧山進次郎氏や、元球団社長の三好一彦氏ら約130人が故人との別れを惜しんだ。戒名は「慈照院俊徳義賢居士」。ゴルフウエアに身を包み、棺に納められた。
「とにかく元気だったので本当にびっくりしました」と真弓氏。木戸氏も「本当に感謝しきれない。野球以外のことでも凄くお世話になりました」と85年の日本一メンバーも故人をしのんだ。あいさつに立った喪主の長女・八田智子さんは「急に旅立った父ですが、いつもの笑顔と元気な姿を思い出していただければ幸いです」と話した。故人は昨年12月上旬に突如体調を崩して脳梗塞と診断され、以降は闘病を続けていたという。