◇水原一平被告 禁固4年9月と約26億円賠償
水原被告は6日(日本時間7日)、法廷で「45日間の執行の猶予」と「南カリフォルニアの刑務所への収監」を求めた。
判事は3月24日(日本時間25日)にロサンゼルスの刑務所への出頭を求めており、3月下旬には収監される見通しだ。南カリフォルニアの刑務所を希望したのは「個人的な理由」とし、生まれ育った地元を希望しているものとみられる。
一方で、1月30日に提出された裁判資料によると、政府の弁論書では「水原被告がロサンゼルスで服役すれば、他の受刑者らによる攻撃が厳しくなる可能性がある」とドジャースの地元ファンが多い南カリフォルニアでの服役を懸念し、北カリフォルニアの刑務所を推す意見もある。
また、米国には連邦政府が運営する連邦刑務所と州立刑務所がある。連邦刑務所は州の刑務所と比べ、条件の良い施設が多く、高い水準の服役生活ができる。
殺人や強盗というような凶悪犯でなく、犯罪組織とのつながりなどが認められない場合「連邦刑務所に入れる可能性が高い」(地元法曹関係者)という。法廷では弁護士、検察官ともに、刑期終了後には日本へ強制送還される見通しを示した。