カブスの今永昇太投手(31)と鈴木誠也外野手(30)が7日(日本時間8日)、アリゾナ州メサのキャンプ施設で自主トレを行った。
11日(同12日)のバッテリー組のキャンプインを前に今永は、フィールドで軽快な動きを見せた。この日は室内での練習が中心でボールを投げる姿は見られなかったが、順調な調整ぶりをうかがわせた。
昨季は新人でありながら、チームトップの15勝3敗、防御率2.91の成績をマーク。それだけに3月18日(同19日)に東京ドームで行われるドジャースとの開幕戦で投げる“開幕投手”の最有力候補。昨季のドジャース・大谷との対戦成績は5打数無安打と完ぺきに封じただけに、日本のファンならずとも今永に対する期待は大きい。
メジャー4年目を迎えた鈴木は14日(同15日)の野手組キャンプインを前にフリー打撃などで調整。バットの出方、スイング軌道を意識しながら丁寧に打ち込んだ。日本人の右打者として初めて2年連続でシーズン20本塁打をクリア。今季はDH中心の起用になるが、打撃に専念することで自身初の30本塁打も視野に入ってくる。
開幕シリーズではドジャース・山本由伸、佐々木朗希と対戦する可能性もあるだけに、東京ドームでの凱旋アーチにも期待は高まるばかり。開幕まであと1カ月あまり。温暖なアリゾナでキッチリ仕上げることになる。(メサ・笹田 幸嗣通信員)