◇ノルディックスキーW杯複合女子個人第10戦(2025年2月7日 エストニア・オテパー)
葛西優奈(21=早大)がW杯初優勝を飾った。マススタートの前半距離(5キロ)で5位につけると、後半飛躍(ヒルサイズ=HS97メートル)で93・5メートルを飛び、合計99.9点で逆転した。
双子の妹・葛西春香(21=早大)も97.8点で自己最高に並ぶ2位に入った。海沼優月(17=秋田・鹿角高)は6位だった。
今月4日に21歳になったばかりの葛西優は国際スキー連盟の公式サイトで「初優勝で妹の春香と一緒に表彰台に立つことができて、とてもうれしいです。今日の勝利は私一人の力ではなく、家族、スタッフ全員の力で勝ち取ったものです。本当にみんなに感謝しています」と喜びのコメント。葛西春も「姉妹で表彰台に上がることが目標だったので、とてもうれしいです。優奈に負けないようにこれからもチャレンジしていきたい」と話した。
男子個人第13戦は山本涼太(27=長野日野自動車)が日本勢最高の8位。渡部暁斗(36=北野建設)は20位にとどまった。病気のため今季限りでの引退を表明しているヤールマグヌス・リーベル(27=ノルウェー)が今季5勝目、通算78勝目を挙げた。