元サッカー日本代表で同学年の小野伸二氏(45)と高原直泰氏(45)が、スポーツブル公式チャンネル「石橋とアスリートが盛り上がって三田」に出演。同世代で2人がバケモノ級と驚いた逸材を明かした。
同じ静岡出身の小野氏と高原氏。同じ1979年生まれは黄金世代と言われるが、高原氏は「伸二は初めて見たときから違った。テクニックのところでは次元が違っていた」と振り返った。
小野氏はプロになり、海外進出しても「天才」の名を欲しいままにした。同じ静岡でナンバー1ストライカーだった高原氏にとってもその出会いは衝撃だった。
だが、日本は広い。
その2人が静岡から乗り込んだU―14(14歳以下)の全国強化合宿で「バケモノ級」という逸材に出会う。
50人くらい集められた合宿で、ガンバ大阪のユースチームから参加したのが稲本潤一(現南葛SC)だった。高原氏は「まだまだいるんだな」と驚いたという。
技術もあるが、とにかく走力が群を抜いていた。
合宿の最終日に行われる“クーパー”と呼ばれる12分間走があった。12分でどこまで走れるかを試されるのだが、高原氏は「めちゃめちゃ走る。スタミナが凄い。バケモノ級」と苦笑い。
小野氏も「次元が違う」と稲本氏の無尽蔵のスタミナを表現した。
司会の石橋貴明が「アフリカの留学生みたいな?」と冗談交じりで尋ねると、高原氏は「ほんとそのレベルです」と真顔で認めた。