◇富士フイルム・スーパー杯 広島2―0神戸(2025年2月8日 国立競技場)
シーズン開幕を告げる今季初の公式戦が行われ、昨季J1・2位の広島は昨季J1連覇と天皇杯の2冠を達成した“王者”神戸と対戦。広島が接戦を制し、2016年以来9年ぶり5度目の大会優勝を果たした。広島は5度の出場で全て優勝と勝率100%を継続させた。
広島は前半8分、新加入のFWジャーメイン良がクロスに頭で合わせて好機を演出。すると、同12分にDF中野就斗の右クロスをMFトルガイ・アルスランが頭で叩き、先制点をもぎ取った。
さらに後半25分、MF菅大輝の右CKにDF荒木隼人が頭で合わせ、貴重な追加点を奪った。
来季から秋春制へ移行するため、現行のフォーマットでは最後となる本大会。会場の国立競技場には大会歴代最多となる5万3343人の観客が集結。大観衆の前で、広島が“シーズン1冠目”を達成した。
▼スキッベ監督 決勝で負けた経験もたくさんある。強い神戸相手にこういった結果になったことうれしく思います。前半からアクティブで攻撃的なサッカーができたことがよかった。全体的に自分たちの方がいいサッカーができた。今後、神戸も我々もACLが続く。お互いにいい戦いをしていきたい。
▼DF佐々木翔 前半からいい入りができたのが大きかった。全員の力でいいスタートが切れた。幸先いいスタートはチームにいい刺激をもたらす。ここからACLやリーグの開幕戦に向け、一丸となって進んでいけるいいきっかけになった。
▼DF荒木隼人 いいボールが来たのでヤバいヘディングを決めるだけでした。チームとして90分通していいサッカーができた結果がこの結果につながった。今季は全部のタイトルを取れるようにヤバいシーズンにしましょう。応援よろしくお願いします。