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中谷潤人 米合宿から帰国「人生初」の超ハードトレで長身挑戦者対策万全 サウジ長官からの関心には…

スポニチアネックス 2025年2月8日 17時12分

 ◇WBC世界バンタム級タイトルマッチ 王者・中谷潤人《12回戦》同級6位ダビド・クエジャル(メキシコ)(2025年2月24日 有明アリーナ)

 WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(27=M・T)が8日、合宿先の米ロサンゼルスから羽田空港着便で帰国した。到着口では横断幕をかかげるファンから歓迎を受けた中谷は「実戦を含めていい練習をして帰ってこられた」と約1カ月の米国合宿を終え笑顔。減量もリミット(53・5キロ)まで4キロを切っていることを報告し、仕上がりの良さを強調した。

 超ハードトレーニングで3度目の防衛戦に備えた。現地では師事するルディ・エルナンデス・トレーナーの下、1日16ラウンドや10分×3ラウンドのスパーリングで体をいじめ抜いた。「人生初。12ラウンドが短く感じた」と苦笑しながら、2階級上のフェザー級アマチュア選手との実戦練習を重ね「メンタル的にも強化してもらえた」と手応え。1メートル74の長身挑戦者クエジャル対策にも自信を示し「(長身選手は)試合では初めてだが、やりづらさは感じない。詰めていくときにより丁寧にやる工夫が必要になる。遠い距離も近い距離も想定して練習やってきたので、どうきても対応できたら」とうなずいた。

 25年のテーマに「ワールドワイド」を掲げる。4連続KOを見据える次戦に向けては「2、3発くらいイメージしている」とニヤリ。新愛称「ビッグバン」を定着させるための衝撃パンチを予感させた。合宿中は現地で初めての公開練習を行い「新鮮だった。より世界で知ってもらえるきっかけになったのかな」と笑顔を見せた。

 またこの日、サウジアラビア総合娯楽庁のトゥルキ・アラルシク長官が米スポーツ専門局ESPNでのインタビューで、12月に同地で予定する世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)の対戦相手に中谷を希望していることも明かした。「初耳です」と苦笑いした中谷だったが「期待が高まっていると感じている。その中でハイパフォーマンスをしていくことが仕事。2月24日にいいパフォーマンスを見せたい」とV3戦へ力強く意気込んだ。

 興行はプライム・ビデオで独占ライブ配信。

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