◇女子アイスホッケー ミラノ・コルティナ五輪最終予選グループG第2日(2025年2月8日 北海道苫小牧市・nepiaアイスアリーナ)
第2戦で世界ランキング7位の女子日本代表「スマイルジャパン」は同20位のポーランドを6―0で下して2連勝を飾り、第3戦を待たずに4大会連続5回目の五輪出場を決めた。全競技を通じて、日本勢で最初のミラノ・コルティナ五輪出場権獲得となった。
第1ピリオド(P)5分に前田涼風(道路建設ペリグリン)のゴールで先制すると、得点を重ねてこのPを終えて6―0。第2Pは両チーム無得点で、最終第3Pも余裕を持って逃げ切った。
飯塚監督が「危なげないゲームができて良かった。チーム全体いいパフォーマンスだった」と言えば、主将の小池詩織(道路建設ペリグリン)は「ホッとした」と安どの表情を浮かべた。
初めて準々決勝に駒を進めた22年北京五輪後、FW志賀紅音(ルレア)は「(五輪で)世界との壁を痛感した」という思いから北米リーグにも挑戦。一方、ユース年代で国際経験を積んできた選手たちも台頭した。今季は月に1度のペースで合宿を張り、男子高校生との試合などで強化。30歳のDF人里亜矢可(リンシェーピング)は「若い選手たちも食らいついてきてくれた。いろんな世代が混ざって、良いチームになっている」と語る。
過去に出場した5大会の最高成績は6位。米国、カナダという絶対的な2強がいる中でも、4強以上に勝ち進み、悲願の表彰台を目指す。