“プリンス・オブ・ハリウッド”とも称され大人気の米俳優ティモシー・シャラメ(29)が、主演映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」(28日公開)のPRのため来日し8日、都内でレッドカーペットイベントに出席した。
同作は米シンガー・ソングライターのボブ・ディラン(83)の伝記映画。昨年12月に全米公開されると興行収入は6290万ドルを突破。若き日のディランを演じたシャラメは第97回アカデミー賞で主演男優賞にノミネートされている。2017年の「君の名前で僕を呼んで」以来2度目で、20代で主演男優賞に2度ノミネートされたのはジェームス・ディーン以来70年ぶりの快挙だという。
来日は23年の主演映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」のプロモーション以来約1年3カ月ぶり2度目。この日は集まった250人超のファンから「ティミー」コールの大歓声に迎えられ登場すると、寒空の屋外会場にもかかわらず、ファンに笑顔でサインやツーショットに快く応じる“神対応”を見せた。
トークセッションでは英語で「来てくださった皆さん、本当にありがとうございます。日本に戻ってこられてうれしい」とあいさつ。「ボブ・ディランは自分にとっても意味が大きい素晴らしいアーティスト。日本にもたくさんファンがいる。最高のレコードは日本で録音されているものがたくさんある。全身全霊で作った作品なのでぜひ見ていただきたい」などと呼びかけた。