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フジと30年仕事・鈴木おさむ氏 日枝氏の影響力「絶大。気に入られてどう社長になるかという空気あった」

スポニチアネックス 2025年2月8日 17時49分

 元放送作家の鈴木おさむ氏(52)が8日、カンテレ「ドっとコネクト」に出演。フジテレビ問題について語った。

 “物言う株主”として知られる米投資ファンド「ダルトン・インベストメンツ」が、フジテレビの親会社フジ・メディア・ホールディングスに対し、日枝久取締役相談役の辞任を求める書簡を送った。書簡では「独裁者」という言葉を3度使用し、フジ・メディアHDの「異常なガバナンス、経営体制」を批判している。

 鈴木氏は「SMAP×SMAP」などの放送作家を担当し、同局を長く知る人物だ。「僕はフジ社員の皆さんは、放送がどうなるか分かりませんが、ストライキしてでも辞任を要求したらいいと思う」と提言した。

 「僕は30年間フジで放送作家をやってきた。日枝さんがやってることで嫌な思いをしたかは別として、やっぱり影響力は絶大」と振り返った。「フジテレビは好きだし、すごいお世話になりましたけど」と前置きした上で、「(立場が)上にいくほどフジをいい会社にするというより、日枝さんに気に入られてどう社長になるかっていうような空気が僕はあったように思う」と私見を述べた。

 「その体制が、“楽しくなければテレビじゃない”っていう80年代からの空気をずっと引きずってきてて。良いところもあるんだけど、アップデートしきれなくていろんな問題が起こってると思う。テレビがオールドメディアと言われてますけど、変えなきゃいけないことを変えられなかった。決定権を持っている人が80~90年代に番組を当てた人たちでぐるぐる上層部で入れ替わってる気がする」と指摘した。

 「この際、そこを変える。実はテレビ局の中で一番新しい形になれるんじゃないかなって。フジテレビにはやってほしい」と、問題噴出を機に一新し、先進的な局になることを期待した。  

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