パリ五輪の近代五種男子で銀メダルを獲得した佐藤大宗（31＝自衛隊）が、8日放送のフジテレビ「ジャンクSPORTS」（土曜後5・00）に出演。競技をする上での悩みを明かした。
フェンシング、水泳、馬術、レーザーラン（射撃とラン）の5種目で実施されてきた近代五種。112年の歴史の中で日本人初のメダルを獲得した佐藤は「空港でテロリストと間違えられる」という過去のトラブルを打ち明けた。
「本当にこれ勘弁してほしいですよ」とぶっちゃけると「近代五種、やっぱり5種目ありますので結構武器を積んでるじゃないですか。フェンシングのブレード、射撃の銃、そして最終的に出てくるのが鞭なんですよ」と競技道具を列挙。
3種類もの武器を持ち込むと手荷物検査でもめてしまうといい、「しかも荷物の量も凄いので、普通にバーッて空港行ったら、ちょっと待てと。お前何持ってるんだと」と語った。
さらに、海上自衛官という職業のためますます信じてもらえないという。番組MCを務めるお笑いコンビ「ダウンタウン」の浜田雅功が「説明したら分かってもらえるもんなの？」と尋ねると「近代五種はまだまだマイナーで」と吐露。
どんな競技なのか知らない人も未だに多いため「1回世界選手権で中国に行った時があったんですけど、“自衛官で武器運んでんじゃねえか”と。凄い色々止められて」とトラブルに見舞われ、「空港の滞在時間が長すぎて、飛行機も遅れて。ずっとその武器を見せろと」と、何人もの従業員から繰り返しチェックを受けたと話していた。