◇カーリング日本選手権第7日(2025年2月8日 神奈川・横浜BUNTAI)
女子で18年平昌五輪銅メダル、22年北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレと北海道銀行が、準決勝で対戦した。
2日の1次リーグ初戦では、7―5で北海道銀行が勝利。一方のロコ・ソラーレは1次リーグ2戦目以降6連勝と波に乗る。
第1Eは北海道銀行の田畑百葉がラストショットで見事なダブルテークアウトを決めて2点先制。第2Eはロコの藤沢五月がダブルテークアウトで2点もぎ取り、ガッツポーズを見せた。
だが、第3Eに藤沢のラストショットが痛恨のミスとなり、北海道銀行が一挙4点。第4Eも藤沢のラストショットが決まらずに1点止まりだったが、第5Eにロコが2点スチールして5―6と1点差に迫った。
時間も鍵を握りそうだ。10エンドの試合では各チームに38分間ずつのシンキングタイムが与えられ、時間切れになると負けとなる。
序盤から考えさせられる展開が続き、ロコ・ソラーレは作戦決定に時間がかかった。前半の5Eを終えて残り時間は14分29秒と23分31秒も消化してしまった。北海道銀行は残り16分48秒となっている。
▼ミラノ・コルティナ五輪への道 既にSC軽井沢クとロコ・ソラーレが9月末までに開催される代表候補決定戦の出場権を獲得。フォルティウスと北海道銀行は今大会で優勝すれば決定戦の切符を得る。今大会優勝チームは3月の世界選手権で五輪国別出場枠を獲得に挑戦。世界選手権で切符を得られなかった場合は、世界最終予選に臨む。