フジテレビの夏恒例イベント「お台場冒険王」の開催が、暗礁に乗り上げていることが8日、分かった。同局は中居正広氏(52)の女性トラブルを巡る対応で批判を集めており、同局関係者は「協賛スポンサーが集まらず、来場客の激減が予想されるため」と説明。現在は苦渋の判断を強いられている。
同イベントは東京・台場の本社や周辺の屋外会場で実施。さまざまな番組のブースや飲食店を楽しめるもので、昨年は約255万人が来場した。
スポニチ本紙の取材では同じく毎年夏の「FNS27時間テレビ」も放送が厳しい状況で、「毎年、27時間テレビと連動して冒険王も動いている。開催は絶望的。すでに関係各所には説明をしている」(同関係者)という。港浩一前社長の“肝いり案件”として2023年に15年ぶりに復活したが、代理店関係者は「例年通りの開催はありえない。少なくとも“お台場冒険王”という冠は使えないだろう」と話している。
一方、局を象徴する大型イベントだけに、形を変えての開催を探る社員もいる。ある社員は「フジ本社だけの規模感でも開催できないかと調整に奔走している」と話している。