元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(55)が9日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。石破茂首相とトランプ米大統領が7日午前(日本時間8日未明)、米ワシントンで初めて会談し、共同声明を発表したことに言及した。
初会談後の共同記者会見で互いを称賛し、友好ムードを演出した。トランプ氏は石破氏について「偉大な首相になる。首相として素晴らしい仕事をするだろう」と評価。石破氏は「恐ろしい方との印象がなかったわけではないが、誠実で強い意志を持ち、世界に対する強い使命感を持っている」と持ち上げた。
共同声明では、両国の同盟強化に向けて「経済安全保障を含めた経済協力が不可欠」と明記した。トランプ氏は会談で、対日貿易赤字の解消を要求。不均衡が続けば、関税が選択肢となると言及した。共同記者会見では日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収計画を巡り「買収ではなく、多額の投資で合意した」と述べた。
橋下氏は「僕は大成功だと思います」と言い、「官僚の皆さんが本当にしっかりと準備をして素晴らしい共同声明をまとめたし、僕はやっぱり石破さんの人柄も影響したと思います」とした。
そして、「石破さんに対しては、おにぎりの食べ方が汚いとか、モーニングの着方が汚いとか、握手の仕方がどうなんだ、ポケットに手を突っ込むなとか、いろんなことが言われたけど、そういうのを引っくるめてトランプさんと合うのかなと」と自身の見解を述べた。
その理由について、「だってトランプさんはカナダのトルドー首相とか、フランスのマクロン大統領みないにちょっとスッとした人、嫌いじゃないですか。石破さんのような感じのちょっとああいう泥臭さみたいなところで凄い合ったんじゃないのかなと僕は思います」と説明していた。