◇FA杯 4回戦 ブライトン 2ー1 チェルシー(2025年2月8日 ブライトン)
ブライトンの日本代表MF三笘薫(27)が8日(日本時間9日)、ホームで行われたFA杯4回戦チェルシー戦で決勝ゴールを決め、2-1の勝利に貢献した。1-1で迎えた後半12分、ペナルティーエリア内で浮き球パスを肩で落とし、右足のループシュートを右サイドネットへ放り込んだ。
体勢を崩しながら後方からの浮き球を胸で受けたように見えたトラップを、三笘は「肩ですね。不意に来た感じですけど、たぶん浮き球じゃないと通らなかったと思いますし、自分自身もギリギリのところで触れてよかった」と明かした。前に出てきたGKと1対1になり、とっさにシュートを浮かせたが「1対1になっているのは分かっていたので、トラップがデカくなりましたけど、逆にキーパーが出てくれたので助かりました」と淡々とした表情で振り返った。
チ-ムは1日のノッティンガム・フォレストとのプレミアリーグに0-7と衝撃の大敗。三笘自身も0-3の後半2分でベンチへ下がった。この1週間は守備の整備から取り組み、前半5分にオウンゴールで先制を許したものの「2失点目がなければホームですし、全然巻き返せると思っていた。1点目を前半(12分、リュテール)に取れたのが大きかった」という。前半は左サイドからインサイドに絞ることが多かったが、「相手がマンツーマン気味に来ていたので、どこらへんまで付いてくるかなということで、監督の戦術を遂行するようにしていた。後半はよりオープンになったので、サイドのポジションでプレーできた」と説明した。
FA杯はこれで16強入り。「(4強入りした)2シーズン前に似てるところありますけど、やっぱり決勝まで行きたいですし、カップ戦はここしかないんで、プレミアリーグと一緒に勝ち進んでいくのは大事かなと思います」と話し、14日にリーグ戦で再び相まみえるチェルシー戦へ向けて「プレミアリーグで次負けたらホント、意味ないんで、すぐ切り替えていくしかない。まったく違った試合になると思いますし、今日の試合を分析して、また違う戦術の下で試合をすると思うので楽しみですけど、ホームなので勝ちたいなと思います」と意気込んだ。