お笑いコンビ「令和ロマン」の高比良くるま(30)が9日放送のフジテレビ「ボクらの時代」(日曜前7・00)に出演。M-1グランプリの連覇に挑戦した理由について語った。
この日は同じ1994年生まれだというお笑いコンビ「バッテリィズ」のエースと東大出身のタレントでクイズプレーヤーの伊沢拓司とトークを展開。
伊沢が「M-1というあまりにもデカい大会で、上り詰めて。2回同じところまで行くってめちゃくちゃ大変なことじゃない」と話を振ると、くるまは「めちゃくちゃ大変なことでした」と打ち明けた。
伊沢が「楽しくなくない?2回目って」と驚きを口にすると、エースは「いや、だいぶ楽しそうでしたよ。なんかもうワクワクしてたし」と証言。伊沢は「なんでワクワクできるの」って不思議そうに話した。
くるまは「僕からしたら他のことの方が大変なんで。普通に働く事とか。頑張って毎日YouTubeを更新することとか。テレビの収録にアンケート書くこととかよりは、めっちゃ楽なんで」と説明した。
消極的な選択だったのかと問われると「そうです、そうです。全部から逃げてたどり着いたんですよ」とくるま。
令和ロマンがデビューした当時に霜降り明星らが台頭した第七世代ブームが来たとし「若手芸人チャンスがあるよって言って、いっぱいオーディションとか行かされたんですよ」とそこで特技やショートネタの披露、家族のエピソードをなどを披露したが「全部面白くできなくて」と苦笑した。
「“ラグビーやってました、中高”、“へえ意外だね”って。それで終わり」「出身も(周囲が)“どこ出身です、凄い貧乏です”って(言っているのに)“東京の練馬っていうとこで…”プロフィール全部弱くて。見た目も凄い太ってるやつとかいろんなやつがいるのに…」と嘆いてみせた。
そこで「“オーディション、しんどいです”って言って。行きたくなくなっちゃって」。吉本興業からどうしてかと問われ「いや、自分たちM-1に集中してるんで」と回答したという。
すると吉本も応援すると約束し「いろんな劇場の出番を増やしてあげようって言って劇場を入れてくれて。“ラッキー!”と思って。これでオーディションも行かないですむし」と話せば、エースは「いやいや。それでチャンスを生かしたっていうのが凄いよね」と感心した。
くるまは「これある程度のところまでいかないと、この楽な生活が取り上げられてしまうと思って。この仕事の中では。劇場とかだけにいたいと思って。他やりたくないと思って」と振り返った。
伊沢が「やっぱりM-1をハックして。M-1は別っていう考え方じゃないですか」と続けると、くるまは「そうですね。M-1っていうのは楽しかったんで。それで言うと僕が唯一解けるテストがM-1だったんですよ」と淡々と話した。