元衆院議員でタレントの杉村太蔵(45)が8日放送のTBS「人生最高レストラン」(土曜後11・30)にゲスト出演。衆議院選挙出馬の本当の理由を明かした。
杉村は2005年、小泉純一郎総理大臣の郵政解散を受けて行われた第44回衆議院議員総選挙で自民党比例南関東ブロックで出馬、83人の“小泉チルドレン”の1人として初当選するも当選直後の失言で話題に。2期目の出馬は断念し、2009年、1期で任期を終えた。その後、コメンテーターなどでタレントとして活躍している。
杉村は立候補当時、証券会社契約社員で調査部に所属していた。「あのままいくと、間違いなく超一流の証券マンでニューヨークに勤務してたと思うんです」と豪語する一方、「2年近くやったら“コイツ頑張るな”と。部長に呼ばれて、“お前頑張ってる”と。“ここで1つ、ビッグミッションを与えてやる”と。その時に、小泉さんが郵政解散。“郵政民営化が成功したら株価跳ね上がるぞ。ついては選挙の動向を調べろ”と言われたんです。選挙の動向なんて分かりませんから、いろいろ調べたら、たまたま自民党のホームページを見つけて」と説明した。
そのホームページには「この度自民党は候補者を公募してます。一次試験の論文です。お題は郵政民営化と構造改革に対するあなたの考えを1600文字で書いて送ってください」と書かれていたといい、「これを見た時に、日頃調査部長が言ってること、営業部長が言ってること、機関投資家のお客様が言っていること、一部大臣が言ってることをバーッと1600文字に書いてまとめた。“最後に私もそう思います、小泉さん頑張ってください”と書いて送ったんです」と杉村。「2日後、自民党本部から電話かかってきて、“あなたの論文読みました。素晴らしい論文だった”って言うんですよ。“でしょうね”と思いながら」と笑いつつ、「小泉さんのファンレターの気持ちで書いたんです。ただ、どこかで25歳になったら立候補してやるって気持ちはあった」とした。
そんな杉村に、島崎和歌子は「凄い強運ですね」。MCの「極楽とんぼ」加藤浩次も「何なのあなたのその運の良さ。凄い人生だね」と驚くばかり。
杉村が「今思えば、あのまま証券会社にいたら、どうなっていたかなと思いますけど」とも。加藤が「たぶん証券会社も辞めてるでしょ?」と聞くと、杉村は「ヘッジファンドいってるかもしれないですね。ガンガン自分で集めて、どんどん自分で運用して。最終的には太蔵ファンドやりたい」と野望も。
加藤が「金が好きなの?」と質問。杉村は「金が好きですね。“金融は人の命を救う”って証券会社に入った時に言われた時に、お金って大事だなと」と話すと、加藤は「段々詐欺師に見えてきた」と苦笑。杉村は「だからいいんですよ、誰も影響されない」と笑い飛ばした。