お笑いタレント明石家さんま(69)が、8日放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」(土曜後10・00)に出演し、近年のバラエティー番組に対する思いを語った。
番組では、「VTRを見ながらコメントする番組が増えた」といった内容のリスナーメールを紹介。「爆笑問題」太田光がラジオ番組で「俺らの責任だな、これ」と、バラエティー番組が歌あり、コントありのかつての形を壊してしまった責任を感じていると話したことに言及した。一方で、さんまが「さんまのお笑い向上委員会」などで汗かきながら“どバラエティー”を作り続けている姿を称賛する内容だった。
さんまは「ど・バラエティー」と笑いながらも、「太田は笑いを愛し…爆笑問題2人ともやけど、『ひょうきん族』を追いかけ、ずっと来てくれて。だから今もう、出演しながらもVTR見て答える、VTR見て何かする、何か食べる番組どうのこうのとかいうのばっかりの中で。私だけ一応やらせていただけるチャンスがあったんで、そうさせていただいてる」と、自身の幸運に感謝。「今、そういうテレビ作りじゃなくなってきてるから。そこでできてるというのが非常に…。太田とかも協力してやってくれてるけども。本人たちも“どバラエティー”をもっとやりたいんやろ、ホンマは」と、太田の思いに寄り添った。
さんまの推測では、ギャラの都合から、爆笑問題は大人数での番組に呼ばれづらいという。「あいつらは高いから、ギャラがね。なかなか出られないんですよ。でも、たまにスペシャルとかになると出てきたら、もうお笑い芸人が集まって、はしゃいではしゃいで」。さらに「田中(裕二)がぼそっと、“さんまさんと会うと、あいつ浮かれるんですよ”って、いつも言うてますね」とも打ち明けていた。