◇カーリング日本選手権最終日(2025年2月9日 神奈川・横浜BUNTAI)
女子決勝はフォルティウスが北海道銀行を延長死闘の末に8―7で下して優勝し、3月の世界選手権(韓国)の代表に決まるとともに、26年ミラノ・コルティナ五輪の代表候補決定戦に駒を進めた。
代表候補決定戦は昨年の日本選手権を制したSC軽井沢ク、世界ランク日本勢最上位で今大会3位だったロコ・ソラーレ、日本一のフォルティウスの3チームで争う。
代表候補決定戦で強さを見せてきたのがロコだ。17年は中部電力との一騎打ちを通算3勝1敗で制して18年平昌五輪出場し、銅メダルを獲得。21年は北海道銀行(現フォルティウスのメンバーが中心)に連敗スタートから奇跡3連勝し、22年北京五輪では銀メダルに輝いた。
SC軽井沢クは今大会でまさかの1次リーグ敗退ともろさを見せた。フォルティウスは4年前に悔しい思いを味わっている。
ロコにとっては今大会の1次リーグ、準決勝で敗れ今季通算2勝6敗と苦手にしている北海道銀行が決定戦に出場しないのは朗報か。ロコは今季フォルティウスに3勝1敗、SC軽井沢クに2勝0敗と勝ち越している。
藤沢五月は前日(8日)に「私たちは代表候補決定戦にしつこいぐらい出ている。その強みを生かして頑張っていきたい。自分たち史上最高のパフォーマンスで戦いたい」と闘志を高めていた。