石破茂首相(67)が9日、日本テレビ系「真相報道バンキシャ!」(日曜後6・00)に生出演し、トランプ米大統領との日米首脳会談を振り返った。
石破首相は7日午前(日本時間8日未明)、米ワシントンでトランプ大統領と初会談。関税や日本製鉄によるUSスチール買収問題、安全保障などが話し合われ、共同声明を発表した。
メディアを前に2人がトークを繰り広げる場面では、岩屋毅外相らから石破首相に、メモを渡される場面が2度あった。MCの桝太一氏から「何が書いてあったのか」と問われると、石破首相は「“それそろやめないと、これだけで終わっちゃいますぜ”っていうね」と、“巻き”の催促だったことを明かした。
首脳会談では、あいさつを含めた冒頭の数分間だけメディアに公開され、その後メディアに非公開で会談が行われるのが通例。しかし、今回は28分もの間、やりとりがメディアに公開された。そのため、議題が進行しなかったという。
「メディアがいっぱいいたんですよ。向こう側に。50人くらいいたんじゃないの?メディア相手にトランプが演説を打つんですよね。急に乗ってきたりして、そうすると、それだけで終わっちゃうと。議題はいっぱいあるのに。メディア全公開の前でみんなやっちゃいますか?と」
当然ながら、オフレコで話し合われるべき議題もあったという。石破首相は「“このへんで切り上げないとまずいぜ”みたいなことが書いてあった」と明かし、「それはその通り」と納得していた。