今秋ドラフト1位候補に挙がる健大高崎(群馬)の最速158キロ右腕・石垣元気(2年)が9日、千葉県館山市内の合宿での紅白戦で好投した。先発して3回を無安打無失点。味方の失策以外で走者を許さず、3三振を奪い「久々の実戦で気合が入った。いいボールが投げられました」と声を弾ませた。
151キロを2度計測した直球にカットボール、スプリットを織り交ぜる投球術が光った。ネット裏で視察したメジャー球団のスカウトは「驚きました。17歳でこれだけの出力があり、全部の球種で三振が奪える」と絶賛。合宿は、10日まで紅白戦を実施し、連覇を目指す選抜大会(3月18日開幕、甲子園)に向けたメンバー選考が行われる。(柳内 遼平)