5年目の西武・渡部健が新打撃フォームでライブBP(実戦形式の打撃練習)に臨み、3安打でアピールした。豆田から初打席の初球を中前打するなど快音を響かせ「いい打球だった」と胸を張った。
仁志野手チーフ兼打撃コーチから軸足の右足が左足側に倒れないよう助言を受け「良い状態の感覚に近くなってきた」と効果を実感した。1月の自主トレでは中村剛からインパクトのポイントを投手寄りにする「前さばき」を教わり、通算1591安打の仁志コーチと、現役最多478本塁打の中村剛の打撃論をミックスした新フォームが定着してきた。
一塁争いはセデーニョ、村田ら同じ右の大砲候補がいるが「とにかく打てば出られる」と周りは見ない。仁志コーチは「いいものはあるので、あとは試合でどう対応するか」と今後の実戦に期待した。(福井 亮太)