元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が10日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。昨年11月の兵庫県知事選で、再選された斎藤元彦知事側がPR会社に金銭を支払ったのは買収、被買収に当たるとして斎藤氏と会社経営者が告発された問題について言及した。
兵庫県警と神戸地検は7日、公選法違反容疑でPR会社の関係先複数を家宅捜索した。支払いが選挙運動への対価に当たるかどうかが焦点で、押収資料を基に違法性の有無を慎重に検討するとみられる。
斎藤氏の代理人弁護士は、県警などの求めに応じ会社が制作した選挙ポスターやスライドのデータや請求書などを既に任意提出したと説明。捜査関係者によるとPR会社側は十分に応じず、強制捜査が必要と判断した。
橋下氏は「捜査をきっちりやってもらって、斎藤知事とPR会社の社長とのやり取りがはっきりしますから、もしここで公選法違反のような事実が出てくれば、斎藤さんの方にも、ということになりかねないですね」と述べた。