◇米女子ゴルフツアー フェウンダーズ・カップ最終日(2025年2月9日 フロリダ州 ブラデントンCC=6465ヤード、パー71)
今季から米ツアーに本格参戦した山下美夢有(23=花王)がツアーメンバーとしてのデビュー戦を日本勢トップの4位で終えた。最終日は7位から出て3バーディー、1ボギーの69で回り、通算13アンダーに伸ばした。
中継局のインタビューでは「ショットはまずまずだったけど、決めたいバーディーパットが決まらず苦しい流れが続いた。上がりでバーディーが取れたので内容的にスコアをうまくまとめられたと思う」と振り返った。
最終日は勝みなみと同組でのラウンドとなった。3番で1・5メートルにつけてバーディー。6番パー5では第3打をバックスピンで戻し30センチにぴたり。タップインバーディーを奪った。
15番で初日以来67ホールぶりのボギーを叩いた。しかし、続く16番で4メートルのパーパットをねじ込んでピンチを回避。「難しいラインだったけど、思い切って打ったのが入ってくれたので、そこで流れが良くなった」。続く17番パー5では第2打をグリーン手前に運び、アプローチを1メートルに寄せてバーディーを取り返した。
昨年12月の最終予選会をトップ通過。満を持して臨んだ2025年初戦。4日間上位で争い「(自身の)開幕戦でこの位置で戦えて自信になった」と誇らしげに話した。
次戦は3週後のHSBC女子世界選手権(27日開幕、シンガポール)。「違うコース、違う雰囲気だと思うけど、対応できるように、技術面も磨いていけたらなと思う」と抱負を語った。