元横浜(現DeNA)監督の牛島和彦氏(63)が、高橋慶彦氏(67)のYouTube「よしひこチャンネル」に出演。ロッテ時代の思い出を振り返った。
1986年12月、落合博満氏と「世紀のトレード」として球史に残る4対1の交換トレードでロッテへ移籍した。
ロッテは当時・有藤道世(通世)監督。牛島氏は有藤監督について「すっごい選手思い。その代わりメチャクチャ厳しい」と懐かしそうに振り返った。
当時鹿児島で行っていた春季キャンプ中に雪が積もった。
「今日は朝、陸上競技場走って終わり」という監督指示で喜んだが、40周と聞かされ驚いた。
さらに走り終わってシャワーを浴び、朝食を済ませると「グラウンドの除雪が終わったから練習行くぞ!」と言い出したという。
中日でも経験したことのない過酷さだった一方、「いいところもいっぱいあった」と振り返る。
キャンプ中は食事が豪華で、食堂で飲酒も許されていた。ただし、お酌は禁止。それぞれが自分のペースで飲むためだ。
牛島氏は1993年シーズンを最後に現役を引退するまでロッテで、有藤氏、金田正一氏、八木沢荘六氏の下でプレーした。
どの時代かは伏せたがミーティングでの逸話を明かした。
あるとき、スクイズをどう防ぐかという話で“ワンバンを投げよう”と言い出して盛り上がった。
そのアイデアが気に入ったのか「ウシ!どう思う」と聞かれたので、「ワンバンを後ろにそらしたらどうするんですか?」と突っ込むと、そのままミーティングは終わってしまったという。
牛島氏は「今ならコンプライアンスで問題になるような人もいたが面白い人が多かった」と、笑顔で振り返った。