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Jリーグ水準向上へ ポイントは「コンタクト」「アクチュアルプレーイングタイム」野々村チェアマンが説明

スポニチアネックス 2025年2月10日 17時2分

 Jリーグは10日、都内で開幕イベントを開催し、冒頭で登壇した野々村芳和チェアマン(52)がJリーグの水準向上について説明した。

 ポイントに挙げたのは「コンタクトの強さと深さ」と「アクチュアルプレーイングタイム(実際のプレー時間)」の二つ。Jリーグのコンタクト強度は欧州に比べて低く、海外から復帰した選手や日本代表の森保一監督らからも指摘されていた。

 また、Jリーグのアクチュアルプレーイングタイムは52分。イングランド58分、ドイツ57分、スペイン55分と欧州よりも短く、日本協会とも議論を重ねてきた。「強度、アクチュアルプレーイングタイムをより良くしていくという部分では、審判のジャッジが大事になる。審判だけが意識すればいいということではなく、選手もその意識を持って一緒にサッカーをつくりあげていく課題を解決していく」。開幕前に各クラブを回り、映像を提示しながら方向性を示してきたという。

 さらに「審判がプレーを続ける勇気を後押しするような空気感、いいプレーが続いたら拍手が起きるようなスタジアムの雰囲気をぜひ皆さんでつくっていただけたら」とサポーターにも呼びかけ。「次の30年で世界のトップ水準のリーグになっていく」とビジョンを掲げた野々村チェアマンは「振り返った時に起点になったなと、素晴らしいシーズンだったと思えるように盛り上げていきたい」と語った。

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