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アジア2冠王者・永田大士「これまでで一番怖い相手」 挑戦者・星を警戒も“らしさ”見せる

スポニチアネックス 2025年2月10日 20時30分

 ◇東洋太平洋&WBOアジア・パシフィック(AP)スーパーライト級タイトルマッチ 永田大士《12回戦》星大翔(2025年2月10日 東京・後楽園ホール)

 東洋太平洋&WBO-APスーパーライト級王者・永田大士(35=三迫)が10日、都内で防衛戦の前日計量に臨み、63・3キロで一発クリア。挑戦者のWBO―AP同級11位・星大翔(26=DANGAN)は63・4キロでパスした。

 昨年6月に韓国・ソウルで判定勝ちし、WBO-AP王座の防衛に成功して以来、約8カ月ぶりのリングとなる永田は「絶好調。期間が空いた分、自分のボクシングを見つめ直すことができた。永田大士らしいボクシングをして勝ちたい」と気を引き締めた。

 昨年2月に井上浩樹(31=大橋)に12回判定勝ちし、王座の統一に成功。ただ次戦の挑戦者・星に対しては「これまでで一番怖い相手」と警戒心を強める。2本のベルトを懸けた防衛戦は初。「ベルトの重みは1つも2つも変わらない。20年間ボクシングをやってきた集大成を見せられるような試合をしたい」と静かに闘志を燃やした。

 対する挑戦者の星は「チャンピオンなので弱い選手はいない」としながら「“ベルトが欲しい”という気持ちを見せられるかがポイント。最後はベルトを巻いてリングを下りたい」と2度目のタイトル挑戦へ思いを強くした。

 セミファイナルのWBO―APスーパーフライ級タイトルマッチ12回戦に臨む同級王者・川浦龍生(30=三迫)は51・9キロでパス。初防衛戦に向けては「やっとつかんだベルトを手放したくはない。しっかり勝つ」と話した。世界ランキングではWBA3位、WBO5位に位置する。WBO10位・田井宜広(27=RST)とは世界ランカー対決となり「ランカー同士の試合にふさわしい試合をしたい」と意気込んだ。

 対する田井は5連続KO勝利中と勢いに乗り「肩書きのある選手と試合ができる。テンションが上がる要素しかない」と高揚感を口にし「喉から手が出るほどほしいベルト。今はそこしか見ていない」と王座奪取を誓った。

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