ソフトバンクのドラフト4位、宇野真仁朗内野手(18=早実)が10日、福岡県みやま市でキャンプ休日の新人体験として線香花火を作った。高校通算64発の大砲候補は「打ってほしい場面で安打、ホームランなど結果を出せる選手になりたい」と“打ち上げ花火”をファンに届けることを誓った。
昨夏の甲子園16強に貢献した勝負強い右打者は、線香花火作りもうまかった。器用にこなして火がともった。体験した製造所は約200種類の花火を販売しており“宇野モデル”の製造に「いいですね。面白い」と乗り気だった。
春季キャンプは筑後ファーム施設のリハビリ組スタート。右肘の状態を考慮されたが、キャッチボール以外は問題なくできている。体重は公称から2キロ増で83キロ。90キロが目標だが「一気に伸ばすことはしない」と己と向き合いながら、鍛える。
みずほペイペイドームでは勝利時に“勝利の花火”が打ち上がる。何度でも目に焼きつけるためバットを振る。(杉浦 友樹)
≪ドラ1・村上は体づくり手応え≫
H…春季キャンプC組スタートのドラフト1位・村上(神戸弘陵)は課題の体づくりについて「体の強さは出てきたと思う」と手応えを口にした。その弊害として体のバランスにズレがあるという。「そこは意識したい」ときょう11日からの第3クールのポイントにした。この日は線香花火作りやカフェで名産のセロリ料理を堪能した。