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日本ハムのレギュラー候補は上川畑と浅間 同学年の「大ちゃんズ」に期待

スポニチアネックス 2025年2月11日 8時3分

 日本ハムは、昨季は2年連続最下位から2位に躍進し、今季は9年ぶりのリーグ優勝と日本一を目指す。新庄剛志監督が「143試合を8人で回したい」とレギュラー固定の構想を掲げた中で、二塁と外野のレギュラー候補として個人的に注目しているのが上川畑大悟内野手と、浅間大基外野手だ。

 上川畑は、3年目の昨季は106試合に出場し、打率・248と一定の数字を残した。特に、CS期間にはきわどい当たりを難なく処理する姿が見られ、大きく目立つことはなかったが、持ち味の守備力でチームのピンチを何度も救った。ロッテとのCSファーストSの“影のMVP”は上川畑だと思っている。浅間もシーズンではケガの影響もあり、49試合の出場にとどまったが、同ファーストS第2戦では延長10回に劇的なサヨナラ打を放つなど存在感を示した。

 今オフの自主トレ期間に上川畑と浅間は多くの時間を過ごした。下の名前が「大悟」と「大基」から「大ちゃんズ」と銘打ったコンビ。上川畑は「お互い今までやってきている。大基もいろんな自主トレとかいっていて、いろんな知識を持っているので教えてもらいながら、意見交換しながらやっていた感じです」と振り返る。

 上川畑には「もう親友のような感じ?」と問うと「いやぁ…、どうなんですかね。でも仲はいいですよ」と照れくさそうに笑う。浅間は横浜高から高卒で、上川畑はNTT東日本から社会人を経由して入団。お互い人見知りということもあり仲良くなるのには「だいぶ時間は掛かりましたけどね。大基も人見知りなので難しかったですけどね」と言う。

 そんな時間を掛けて仲を深めた同学年コンビは来年度で29歳を迎える学年だ。万波や清宮ら20代中盤の選手を多く抱える中で、多くの経験を積んできた2人がレギュラーとして出場すれば、チームのバランスは良くなるはず。2軍キャンプで調整中の浅間と上川畑の「大ちゃんズ」の活躍が、今季の順位を押し上げると勝手に信じている。(記者コラム・田中 健人)

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