2026年ミラノ・コルティナ五輪の出場権を獲得したアイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」が10日、冬季アジア大会に向けて新千歳空港から出発した。
3戦全勝で五輪切符をつかんだ最終予選から一夜明け、今度は中国のハルビンへ。慌ただしい日程でも、DF小池主将は「全勝して日本に帰ってこられるようにしたい」と力を込めた。
1年後の大舞台へ進化が求められる一方、強化費は限られており、今後も海外遠征ではなく国内合宿が軸となる見通し。7月頃に高校生ら新戦力を見極める予定で、11月か12月には国際大会の出場を模索していく。五輪メンバーの選考に関して飯塚祐司監督は「半分ぐらいは競争の対象となる」と語った。
3グループに分かれた最終予選では日本の他にスウェーデン、ドイツが1位となり、ランク上位の国がそれぞれ勝ち上がった。五輪に出場するのか10カ国で、世界ランク順にカナダ、米国、スイス、フィンランド、チェコ、ロシア、日本、スウェーデン、ドイツ、そして開催国イタリア。ロシアは除外となる可能性があるが、上位国同士でメダルを争う。