カブスの今永昇太投手(31)はキャンプ2日目の10日(日本時間11日)、「守備デー」と位置付けて練習に取り組んだ。プライオボールなどでウォームアップを終えると、一塁ベースカバー、ノックなどを入念に繰り返し、状態の良さを示した。
時折り笑顔を見せながらチームメートとともに心地良さそうに汗を流した。前日9日(日本時間10日)にはカウンセル監督が3月18~19日に東京で開催されるドジャースとの開幕シリーズで先発することを明言。それを受け、米メディアからの取材を受けた。
左腕は「きっと大谷選手と山本選手の方が、歓声が多いかもしれないですけど、是非、日本の皆さんにも僕と鈴木選手に同じくらいの声援を送ってほしい」と笑顔で“要請”。初来日するメンバーに対しては「いろんなものを比べてもらえたら」とメッセージを送った。
カブスの一員として東京に行くことを楽しみにしているかと問われると「カブスの選手、スタッフ、監督、コーチに日本の素晴らしさを伝えられる。あとは日本の文化に触れてもらえるというのはうれしいです」とコメント。何を見せたいかとの質問には「こっちにも寿司はありますけど、また日本の寿司とまた違うので。日本のお寿司を食べて、またアメリカの寿司も食べて、どっちも素晴らしいんですけど、いろんなものを比べてもらえたらと思います」と笑った。
このオフにブルワーズからFAで加入した元ソフトバンクの右腕レイが寿司が好きではないと聞かされると「偽物の寿司を食べたと思うので、僕が本物の寿司を食べさせたいと思います」とニヤリ。レイとの会話については「先日一緒にキャッチボールをしたときに、彼が日本にいた時の話もしましたし、彼も僕のことを分かってくれていたのですごくうれしい気持ちでした。日本の素晴らしさというのを彼も僕に言っていたのでうれしい気持ちでした」と話した。
また、日本開幕シリーズで何人分のチケットが必要かと問われると「何枚になるかわからないんですけど、ちゃんと家族と従兄弟、おばあちゃんを招待したいと思います」と明かした。