◇巨人・紅白戦(2025年2月11日 サンマリン宮崎)
巨人・西舘勇陽投手(22)が11日、紅白戦の白組で先発した。今季初実戦でいきなり154キロを計測し、3者凡退に抑えた。
先頭の若林を空振り三振に斬ると、続くドラフト1位・石塚(花咲徳栄)を150キロの外角直球で見逃し三振。続く岡田への4球目は154キロ直球でファウルを取って追い込むと、最後は150キロでバットをへし折って二ゴロに抑えた。
今季は先発陣の一角として期待される右腕は、昨年の契約更改で「開幕ローテーションを勝ち取れるように。競争相手が多い中でも、まだ自分は本当に下の方だと思っている」と話している。
ドラフト1位で入団した昨年は開幕1軍入りを果たし、新人ではプロ野球史上初となる開幕から10試合連続ホールドを記録。主に救援で28試合(先発1)に登板して1勝3敗1セーブ、防御率3・82をマークも「もう少し改善できたところもあった。まだまだ満足せずにやっていきたい」と見据えている。オフはプエルトリコでのウインターリーグに参加し、技術を磨いてきた。