ロックバンド「ガガガSP」は11日、公式X（旧ツイッター）を更新。ベーシスト・桑原康伸さん（享年44）が死去し、活動を再開する22日の台湾公演からのサポートベーシストを発表した。
「【サポートベースのお知らせ】」として、「以下の公演につきまして、サポートベーシストをお迎えし、ライブを行います」と発表。
2月22日の台湾・台中清水鰲峰山運動公園での公演は、ミナトマチよねだ、2月23日の広島ALMIGHTY公演はバンド「LATLX」のZIPが務める。
桑原さんは5日未明に心不全で帰らぬ人に。10日に葬儀が営まれた。葬儀ではボーカルのコザック前田が、桑原夫人たっての希望で「卒業」と「すばらしき人生」の2曲を弾き語りで披露。参列したメンバーや音楽仲間たちが涙ながらに最後の別れを惜しんだ。公式Xも「無事に葬儀を終えました」と報告していた。
夜になってバンドは「ライブ出演についてのお知らせ」とのタイトルで再びXを更新。「このたび、ガガガSPは2月22日（土）「浮現祭 EMERGE FEST 2025」より、ライブ活動を再開させていただく運びとなりました」と伝えた。
続けて「ガガガSPのベース桑原康伸が台湾での公演を大変楽しみにしていたことを深く感じており、その想いを胸に再始動することといたしました」とし、桑原さんの遺志を胸に前へ進む決意を記していた。
サポートに指名されたミナトマチよねだは、自身のXに書面を投稿。「ガガガSPが『続ける』事を決めてくれて、そんな時に『手伝ってほしい』って言ってもらえた。ガガガSPに救われた人間として、やるしかないと思った。出棺前に眠ってる桑原さんの手を触らせてもらいました。力をくれた気がしました。ただひたすらに、自分らしく全力でやらせてもらいます。よろしくお願いします 2025年2月11日 ミナトマチよねだ／米田虎太郎」と思いをつづった。