NHK BS「球辞苑~プロ野球が100倍楽しくなるキーワードたち~」(日曜後9・00)が9日に放送され、ロッテのサブロー2軍監督兼統括打撃コーチ(48)がゲスト出演。令和の若手プロ野球選手気質について語った。
今回のテーマは「二軍監督」。スタジオには元メジャーリーガーでオリックス2軍監督も経験した田口壮氏(55)、ヤクルトで1、2軍監督を務めてともに優勝した真中満氏(54)、そしてサブロー氏とそうそうたるメンバーが集まった。
そのなかでVTR出演したのが、元メジャーリーガーで、巨人1軍投手チーフコーチなどを経て昨季から巨人2軍監督に就任した桑田真澄氏(56)。就任してからの“舞台裏”を愛情深くも赤裸々に語った。
2軍監督をしていると、さまざまなやるべき仕事がある。1軍からいつどんな要請が来てもすぐ応えられるよう、野手であればポジションや左右どちらの打者かなど、それぞれ一番手で推薦する選手を準備。1軍で調子の悪い投手がいれば、代役の先発投手として招集がかかった際にすぐ上げられるよう2軍での登板日をあらかじめ調整することもある。それでも1軍から“指名”で違う選手の昇格を指示されることもあれば、1軍に送り出したもののすぐ2軍に戻ってくる選手も…。心のケアも大事な仕事の一つだ。
降格に際して「何人かは涙したり、怒ったりしている選手もいましたよ、やっぱり」と話した桑田氏のVTRを見ていたサブロー氏。
ロッテはどうかと聞かれると「もちろん、います。怒って落ちてくる子もいれば…。最近、泣く子が多いんで。君がちゃんと結果残せたらこうはなってないよねって。結果を残すためにどうするか。こっちでまたもう一回考えようよ…から始めますね」。これに「優しいじゃないですか!」の声が飛ぶと「優しいですよ、僕」と苦笑いしていた。