C大阪が14日に控える開幕ダービーを前に11日、大阪駅「時空の広場」で開幕直前トークショーを実施した。500人ほど集まったサポーターは「スペシャルゲスト」の登場に歓喜。投資家でタレント活動もしているローランド（32）が現れたからだ。
サプライズのはずだったが、C大阪HPのバナーにはローランドと思わしきシルエットが載っており「分かるでしょ。俺かDJ KOO、あの影は」と笑った。「いつも新大阪だから」大阪駅に降臨するのは初めてというローランド。「たまたま通りがかったガンバサポの方だけ帰ってもらっていいですか？大阪駅という場所でイベントができるか、できないか。ガンバとウチの格の違いの差を物語っています。（ガンバさんは）吹田駅でちゃっちゃとやってください」と14日の開幕・G大阪とのダービーマッチに向けて先制パンチを浴びせた。
さらに今季はC大阪「公認アンバサダー」に就任したことを壇上で発表。昨年は「30周年アンバサダー」。「契約を更新してくれるか心配で。年始の『スポーツ王』で結果を出さないと更新してくれないなと頑張って参りまして」と笑顔で奮闘の跡を語った。ローランドは20年に「公認セレ男」となり、昇進を続けている。「一応、経営者もやっていますんで、いつか大口のスポンサーになるべく事業の方も頑張ってやって参りたいなと思っています」と話すと大きな拍手が湧いた。
ただ、サッカー誌の順位予想でC大阪が17位になっていることを憤慨。「低すぎて逆に燃えるんですよね。黙らせたいですよ。17位はないだろ。後悔させてやる」と厳しい表情に。「（開幕戦を）2月になんでナイターさせるんだよって思ったけど、ダービーで（ホームのG大阪サポーターが）熱くなりすぎるから、あえて夜にしたのかなと。Jリーグはセレッソ寄り運営してくれたんじゃないのかなと思いますね。アウェーでダービーで勝って始まる。こんなに気持ちいいスタートないでしょ」とローランドは逆転の発想でC大阪有利節を唱えて観客をうなずかせた。
イベントにはC大阪のDF進藤亮佑（28）とFW中島元彦（25）が参加。進藤がアーサー・パパス監督（44）について「本当にやりやすい、最高の監督です」と話すとローランドは「おいおいおいおい、社会人化してきたなぁ」と、つっこむ。すると進藤から「監督はむっちゃコーヒー飲みます。めっちゃスタバが好きで、選手がランチを揃って食べている時もスタバ持って現れます」との情報を引き出した。また、J2仙台から戻ってきた中島は「目標？ガンバより順位が上になるように。とりあえずダービー2個勝てたらいいかなと思います」と話すと「オー！！」と感嘆の声をあげる。ローランド様の約45分のトークショーはセレッソ愛に満ちていた。