Infoseek 楽天

伊吹遼平「勝ち試合見せられた」祖父・伊吹吾郎の前で判定勝ちし再起成功 うっかり自宅に印籠忘れるも…

スポニチアネックス 2025年2月11日 20時35分

 ◇プロボクシング ミドル級4回戦 伊吹遼平《判定》古森綾音(2025年2月11日 東京・後楽園ホール)

 俳優の伊吹吾郎(79)を祖父に持つ伊吹遼平(29=三迫)が古森綾音(21=博多協栄)を3―0判定で下し、再起に成功した。

 昨年9月、初の決勝進出を狙った東日本新人王準決勝で吉野健二(角海老宝石)に敗れて以来、約5カ月ぶりのリング。客席から祖父が見守る中、長身の左構えの相手に序盤から前に出続けた。2回にはローブローを宣告されるも、左右のボディーを連発し、4回にはスリップ気味ではあったが左フックでダウンを奪取。僅差判定で逃げ切り、3勝2KO3敗とした。試合後は「勝ったかは分からなかったが、とりあえず再起できてホッとした」と安堵(あんど)した。

 前戦敗戦後は引退も頭をよぎったが、祖父から電話で「もう練習行ってんのか?」と聞かれたことで現役続行を決断した。この日は3戦ぶりに観戦した祖父の前で2戦ぶりの勝利を手にし「倒したかったが、勝ち試合を見せることが一番の目標だった」と笑みを広げた。

 この日も「水戸黄門」の印籠とともに入場。すっかりおなじみとなったが、試合前は印籠を自宅に忘れていたことを告白。「後輩に取りに行ってもらった。印籠も見せられたのも大きいですね」と苦笑した。

 次戦は5月から8月に行われる、東日本新人王トーナメントにミドル級で出場予定。「相手がサウスポーなら、今回のような内容になってしまう。しっかり自分の中で修正して臨みたい」と連勝を見据えた。

この記事の関連ニュース