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長谷部フロンターレが敵地の浦項戦で日本勢初勝利 エース山田が1得点1アシストなど4発快勝

スポニチアネックス 2025年2月11日 21時4分

 ◇アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)東地区1次リーグ第7戦 川崎F4―0浦項(2025年2月11日 韓国・浦項)

 長谷部フロンターレが白星発進でアジア16強を決めた。川崎Fは敵地で浦項に4―0で快勝し、1次リーグ最終戦を残して8位以内を確定させて決勝トーナメント進出を決めた。

 今季から指揮を執る長谷部茂利監督が難敵相手の初陣を制した。互いに決定機をつくれない状況が続いていた前半38分、ドイツ2部マクデブルクから加入したMF伊藤の右クロスに、昨季J1で日本人最多の19得点を挙げたFW山田が頭で合わせて先制点を決めた。

 長谷部監督が沖縄キャンプから取り組んできたのがクロスによる得点力アップ。「1試合2点以上」をイメージし、パスワークで中から崩すスタイルに加え、クロスからの得点パターンを増やすため受け手が入る位置や角度、枚数まで繰り返し確認してきた。

 その中で「ゴールやアシストでチームの勝利に貢献するのが自分の役割」と話す伊藤が正確なクロスで初先発初アシスト。ヘディング弾で昨季J1最多の7得点を挙げたエース山田が持ち味を発揮して新チーム1号弾を決めた。

 前半43分には相手DFがこの日2度目の警告を受けて退場処分。数的優位に立った後半26分には山田のアシストでMF脇坂主将が追加点を決めた。3分後にもMF山本の左クロスに途中出場のMF河原が飛び込んで加点し、終了間際にも途中出場のFWエリソンがダメ押し弾。日本勢が02年のACL移行後、4分け5敗だった浦項の地で初めて勝利を挙げた。「相手のホームで日本のチームは勝ったことがない。そこはクリアしたい。“初めて勝った”とか好きだから」と話していた長谷部監督が有言実行。新生フロンターレが最高の滑り出しを見せた。

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