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亀山つとむ氏 バットの面でとらえているので打率アップ期待できる 守備は送球エラー撲滅だけで十分

スポニチアネックス 2025年2月12日 5時17分

 【亀山つとむ CHECK!】阪神・佐藤輝の打撃練習を見ていると、外の球に対しては逆らわず、左中間を中心に逆方向のヒットゾーンへ運んでいる。そして真ん中より内側のコースや、タイミングが前の時は引っ張れている。この姿勢に率を上げようとする意識がうかがえる。

 投球を「線」、つまりバットの面でとらえているので詰まらされても泳がされても、バットの角度で対応しており、昨年より打率アップは期待できる。9日の紅白戦で畠から真っすぐを右翼席に放り込んだように「点」でとらえられれば、持ち味の長打力も失われない。3番打者の役割を意識しているのだろう。

 三塁の守備に関しては、一つでも失策を減らす練習は必要だが、ある程度の失策数は仕方がないポジションでもある。あれはダメ、これもダメではなく、一つだけ。“送球エラーは厳禁”くらいの指導法でいいのではないだろうか。せっかく好捕しても、どこに投げているんだ…ではダメージが大きい。まずは、それをなくすだけでも十分だ。 (スポニチ本紙評論家)

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