昨年10月に右肘手術を受けた広島・栗林は、プラン通りの調整をこなして日南1次キャンプを完走した。日南最終日に今春4度目のブルペン投球に臨み、直球とカーブのみで今春最多31球を投じた。全力に近い力感でも患部に違和感は生じず、「正直、例年と変わらない準備ができている。予定通りに進んでいます」と振り返った。
あす13日から始まる沖縄2次キャンプで右肘への負担が大きいフォークを解禁し、18日から始まる第4クールでフリー打撃に登板予定。左足の上げ方を変えるなど患部への負担が少ない投球フォームも試行錯誤中だ。「新井監督が言う横一線の競争から抜け出すために、早い段階で実戦に復帰することが大切」。抑え死守へ、沖縄でのアピールを誓った。